事務員の中山です。
まだまだ暑いですね。
今年こそは日焼けしないぞ!と日焼け対策してみましたが、例年通り小麦色に焼けてしまいました・・・。焼けにくい人が心から羨ましいと思う今日この頃です。
さて本題ですが、
これまでは、最長1歳6か月まで支給されてきた育児休業給付金の支給申請が、平成29年10月より最長2歳までに延長されることが決定されました。
原則は、「1歳」ですが、保育所等に入所できない等の事情がある場合には従来通り「1歳6か月」さらに「2歳」までの再延長が認められます。
給付期間が延長された背景には、待機児童の問題があると言われているそうですが、いまや「保活」という言葉があるほど保育所探しで苦労されている方は多いかと思います。
特に2歳児までの受け入れは少なく、入園時期の4月でないと、途中入園はなかなか難しいのが現状です。
今回2年に延長されたことにより待機児童の問題が解消されればよいですが実際はどうなるのでしょうか。
給付の期間が延長されたことにより経済的な援助があるのは安心ですよね。
育児休業期間が2年まで延長することに対してある記事のアンケートで、子育てに専念できる等賛成という意見もあれば、2年も休むとスキルが追い付かなくなる、ポジションがなくなる、会社に育休を歓迎しない雰囲気がある等の意見があるのを拝見しました。
安心して復帰できる職場環境があると育児休業後の子育てと仕事の両立へのモチベーションも保てそうな気がします。
そういった環境づくりを目指す会社には両立支援助成金の育児休業等支援コ-
スという助成金をお勧めしております。
育児休業等支援コースとは、「育休復帰支援プラン」を作成し、プランに沿って労働者に育
児休業を取得、職場復帰させた中小企業事業主に支給されます。
育休までに引き継ぎのスケジュールや復帰後の働き等について上司または人事担当者と面談を実施する等、会社が育休取得者をサポートする内容の取組を全て行うことで、育休取得1名につき28万5千円、また職場復帰した人1名につき28万5千円支給されます。
育休取得する人、会社の両者にメリットがある制度の助成金だと思います。
育児休業取得が一般的となってきた時代ではありますが、安心して復帰できる職場環境づくりを進める会社が増えると喜ばしいなと思います。
この助成金について気になる方は弊所に是非お気軽にお問い合わせください。